犬山経由だと時間がかかるので、新一宮経由を確認して各駅停車でなさそうな電車に乗る。平日昼間なのでたいして混雑はしていない。電車は発車し、地上に出ていく。
考えてみれば、新名古屋から新岐阜まで新一宮経由で直行で行くのは初めてではないだろうか?まあそんな初めての経験をする。
すでに名古屋から岐阜までの運賃はJRの方が安く、すっかり客の少ない路線に名鉄のこの区間はなり下がってしまっている。
がらがらの電車は川を渡って岐阜県に入り、無事終点新岐阜に到着した。電車を降り、フリーきっぷを見せて有人改札を通る。
さあ、駅を出て旅行会社を探そう。JRの岐阜の方に歩くとなんとか見つかった。ここでいいだろう。
わざわざ岐阜まで来た理由であるが、なんと、
・あらかじめ払い戻しをすることを前提に、将来来る場所できっぷを買っておく
というのが理由である。もうしばらくしたらくわしく説明する。
旅行会社に入り、きっぷを注文する。注文するきっぷは周遊きっぷで、このようなものだ。
ゆき券 12月4日 諫早(長崎本線)鳥栖(鹿児島本線)門司(山陽本線)下関
ゾーン券 12月6日 津和野・秋芳・萩ゾーン
かえり券 12月10日 ゆき券と逆コース
津和野・秋芳・萩ゾーンを選んだ理由は、山陰本線の下関から益田まで走っている特急いそかぜの自由席に特急券を買わずに乗りたいというものである。半月前に和歌山・高野山ゾーンを買った理由が特急はるかに乗りたいというものであったのと同じような理由である。
さらに、津和野・秋芳・萩ゾーンのおまけとして、新山口から新下関までの山陽新幹線自由席に特急券を買わずに乗れるということもある。何回かこだまに乗ることにしよう。
申し込んだらいすにすわって待つ。なんとか注文通りのきっぷが渡された。これでよし。
なお出発地が諫早になっているのはどういうわけかというと、12月の初めに五島列島にでも行こうと思っているのである。そこから津和野(中略)ゾーンを使おうとすると、諫早がちょうど下関から200キロ以上になって都合がいいのである。
ただしこの前と違ってまた出発駅(諫早)に戻ろうとは思っていない。なぜなら12月10日はもう青春18きっぷが使えるからだ。どう進むかはまだ書かないが、12月11日に岐阜に来る予定である。
ここで裏技がある。かえり券を払い戻すのだ。その時に買った場所で払い戻せばめんどうでない。そんなわけで岐阜で周遊きっぷを買っておくのである。
とにかく無事買えたので、今日の宿に向かう。今日泊まるのはスーパーホテル四日市だ。
三重県は二回宿泊している。津と松阪だ。でもどちらも宿は駅から遠かった。四日市ならどうなのかためしてみたいということもあってここに決めたわけである。
また新岐阜に戻り、有人改札を通って新一宮経由の電車に乗る。各駅停車でなければ新名古屋に行くだろう。電車はすいすい進んで地下にもぐって新名古屋に着いた。また改札を通って近鉄名古屋に行く。あとは特急料金のいらない、各駅停車でない電車に乗れば近鉄四日市に行くだろう。
電車は地上に上がり、アーバンライナーが通った線路を戻っていき、三重県に戻ってきた。そして高い建物が増えていき、目的地の近鉄四日市に到着である。電車を降りてきっぷを見せて有人改札を通る。
ホテルは駅を出て道路を渡ったコンビニのとなりにあった。もう15:00を過ぎているのでチェックインできる。他のスーパーホテルと同じく、四日市でも自動チェックイン機にお金を入れて暗証番号のレシートを受け取る。いったん部屋に荷物を置いて、となりのコンビニで夕食を買う。そしてきのう入らなかった風呂に入り、2日分のあかを落とす。
その後はまた洗濯だ。服にせっけんをなすりつけて湯をかけて足で踏む。絞ってかわかしておく。
四日市では二泊する。また一週間以内に同じ宿に二泊する予定だ。最近は洗濯のことを考えて連泊することが増えている。
そして夕食を食べてグターッと休む。なにしろあしたは8:30までに朝食を食べる必要があるのだ。それにしてもここの宿は駅に近くていい。またあとで泊まりたいなと思いながら眠った。