2020年9月22日火曜日

2003年12月8日・その1

 【出発地・新山口・・目的地・東萩】


きょうも目が覚めた。乾いた洗濯物をカバンに入れ、食堂に向かう。ここはホテルアルファワン小郡(おごおり)である。きょうも野菜や肉をいろいろ選んで朝食を食べた。

そしてチェックアウトし、新山口駅に向かう。


きょうの目的地は東萩である。ただし新山口厚狭長門市東萩と進むことにする。

津和野・秋芳・萩ゾーンのゾーン券で改札と中間改札を通って新幹線ホームに行く。きのうとほぼ同じ時刻のこだまに乗って1駅、きょうは厚狭で降りる。


中間改札を通って美祢線のホームに行く。6月にも乗ったのでそれほど気負うこともなくディーゼル車に乗る。たいして客はいない。そして発車。

貨物のおかげで幹線の美祢線をディーゼル車は進んでいく。6年前に行った大嶺の近くの駅、南大嶺を通る。客が少ないままディーゼル車は終点、長門市に着いた。ディーゼル車を降り、ゾーン券を見せて改札を通る。


きょう行きたいのは仙崎だ。時刻が合えばディーゼル車で行けるが、昼間は走ってない。だからバスに乗ることにする。バスは多少お客がいて出発する。お店は少ないが住宅はそれなりにある市街地をバスは進み、終点の仙崎に着いた。運賃を払ってバスを降りる。


まずは「金子みすゞ記念館」に行くことにする。バス停から多少歩くと行ける。入場料を払って入る。

金子みすゞという人は、文学作品が知られた女性なのだが、ずいぶんと短命な人だったらしい。

それでも記念館が作られるくらいの作品はあったらしく、いろいろ作品が展示されていた。


ここ半年、全国を旅行しているうちに、作家の記念館に数多く訪問してきたが、その昔は医学が進歩していなかったこともあって、短命な人が多かったようだ。金子みすゞも文学作品が残せた期間は短いが、狭いながらも記念館を作ってもらえるわけだから、文学のことはよくわからないが優れているんだろうなあと感じた。

中年の女性客が多く、展示を見てみんな感心しているようだったので、山口県の施設としては一流だろうなあと思った。さあ、次の場所に行こう。


次は遊覧船に乗るか、昼食かだ。まずは港に行って、遊覧船の時刻を調べよう。東に進んで港に着いた。遊覧船まで多少時間があり、先に食事することにした。

港の近くに食堂がある。魚が食べられそうだ。入ったらちゃんと魚が食べられた。港に行こう。

(いったんここで区切ります)

2020年7月14日火曜日

2003年12月7日

【出発地・新山口・・目的地・新山口】
目が覚めた。ここはホテルアルファワン小郡(おごおり)である。
現在、周遊きっぷの津和野・秋芳・萩ゾーンで旅行中で、きょうはゾーン券使用2日目である。
このゾーンは新山口から新下関まで山陽新幹線に特急券を買わなくても乗れるという特典がある。きょうはその特典を使うことにしよう。まずは新下関に行くことにする。とりあえず朝食だ。アルファワンの朝食は別料金だが、ここの朝食は大多数のアルファワンと同じくバイキング形式である。きょうもしっかり食べておく。

荷物を半分だけ持って新山口駅に行き、ゾーン券で改札を通る。新幹線乗り換え改札でもゾーン券を見せて無事通れた。博多方面のホームに向かう。
こだまがやってきた。自由席に乗る。やっぱりがらがらだ。そして発車。
在来線だと岩国から下関まで3時間かかるが、さすがに新幹線は速い。何分もしないうちに厚狭(あさ)に着き、さらに何分もしないうちに目的地、新下関に着いた。ここで降りる。改札もちゃんとゾーン券で通れた。

きょうは「城下町長府」というところに行ってみようと思う。新下関からバスが出ているようだ。
このバスは周遊きっぷの下関・北九州ゾーンならゾーン券で乗れるが、津和野・秋芳・萩ゾーンでは乗れないのだ。
そんなわけで財布を準備して城下町長府行きのバスに乗る。どんなところかわからないが行ってみよう。

バスは渋滞することもなく進み、城下町長府に着いた。運賃を払ってバスを降りる。
そこは緑の多い場所だった。案内図があるのだが、いろいろ神社とかが散らばっていて細い道でつながっているようだ。道はけっこう坂道も多く、そのせいかそんなに車も多くない。
そう言えば靴がこわれてきた。この靴は4月に萩で買った靴なのだが、さすがに重い荷物をしょって半年以上も歩いていると靴もこわれてしまうのだろう。目についた靴屋で新しい靴を買ってはき直す。これでよし。

あとはいろいろ散歩して回る。とは言っても客もまばらで古そうな場所であり、もうそろそろここを離れてもいいだろう。ここからはどうやら下関行きのバスも出ているようだ。下関駅行きのバス停に行く。
そしてバスに乗る。6月に下関の東の唐戸(からと)というところに行き、水族館に行ったり関門人道トンネルを通って門司港に行ったりしたが、バスは唐戸の近くを通って進んでいく。

バスは下関に着いた。予定通りとなりの幡生(はたぶ)に行って漫画喫茶を探そう。ゾーン券で電車に乗って幡生に着いた。
降りてみたが、大きな店は駅の近くにはない。おととい小倉の漫画喫茶で調べた情報を信じて、そんなに車通りの多くない道を進んでみる。住宅地である。
多少のぼり坂のようだ。住宅はとぎれずに続いているが、道が広くないのは変わらない。そのまま20分ほど歩いた。

けっこう広い道に出て、大きなスーパーの前に出た。弁当とかも売っているようだ。そしてそのとなりに、全国チェーンの漫画喫茶があった。ここに入っていくか。
ちゃんと会員証は使えた。ただ残念ながら、某掲示板は書き込みはおろか、読むことさえできなかった。たぶんここの利用者の誰かが変な書き込みをしたのだろう。きのう大歳(おおとし)の漫画喫茶でもやったネットゲームは人がいなくてできなかった。まあいいかと適当なサイトを見て、ドリンクを飲んですごす。ここの漫画喫茶は24時間営業なのでいつか夜明かししよう(翌年310日に夜明かしした)

さて、日が暮れた。ホテルに戻ろう。
漫画喫茶を出て20分歩き、幡生に来た。ゾーン券で改札を通り、新下関に行く。こだまに乗り換えだ。新下関の新幹線ホームはほとんど客もなく、こだまも客が全然いなかった。そのまま2駅進み、新山口に戻ってきた。
またセブンイレブンで弁当を買ってホテルの部屋に戻ると、洗濯物はかわいているようだった。さあ、またあしたも新幹線移動だと思い、弁当を食べて風呂に入って寝た。

2020年6月27日土曜日

ホテルアルファワン

「ホテルα-1」とも呼ばれる中小ホテルチェーンである。いろいろな長所と欠点がある。まずは欠点から書くことにする。

(1) 県庁所在地をはずして置かれている
日本にあるホテルチェーンは県庁所在地に開業しているチェーンが多いが、なぜかアルファワンは所在する都道府県の半分程度は県庁所在地でない場所しかなかったりする。北は秋田、南は都城までで、広範囲ではあるのだが、数も他ホテルチェーンと比べてそれほど多いわけではない。
(2) 朝食は有料
欠点とは言えないかもしれないが、別途料金のかかる朝食を提供している。ただしその料金は高かったり安かったりして、しかもホテル代は安いが朝食代は高いホテルもある。ほとんどのホテルはバイキング形式だが、あとで示すような例外もある。
(3) サービス料は1
ホテルの壁にホテル代がデカデカと提示されているが、実際は提示されたホテル代に1割のサービス料が追加で請求される。でも、こういうホテルはそれほど珍しくはないのかもしれない。追加しても安いことは安い。
(4) やたら静電気が飛ぶ
ホテルのエレベーターのボタンなど、さわると静電気が飛ぶ場所がある。アルファワンはやたら飛ぶことが多かった。
(5) ネット予約に対応しているホテルと対応していないホテルがある
スーパーホテルや東横インのようにアルファワンのサイトもあることはあるが、ネット予約の機能はない。「旅の窓口」に対応しているホテルもあるが、ホテル単位の対応で、対応しているホテルと対応していないホテルがある。対応していないホテルは電話予約のみである。
(6) 規格は統一されていない
それなりにどこのアルファワンに泊まってもかなりのアルファワンで統一された仕様なのだが、以下の統一されていない点がある。
(6-1) 返金キャンペーンに加入していないホテルがある
あとで長所の所で書くが、何回かアルファワンに泊まると返金される(ただしクレジットカードを使わなかった場合に限る)のだが、富山市の富山駅前と富山荒町はこのキャンペーンに参加していない。
富山市は以前はキャンペーンに参加しているホテルもあったがなぜか2020年現在閉店している。
(6-2) 石川県に金沢シティホテルというホテルがあるが、このホテルはアルファワングループで(6-1)のキャンペーンにも参加しているのだがアルファワンと名乗っていない。何か理由があるのだろう。
(6-3) 朝食がバイキングでないホテルがある
アルファワン丸亀は、なぜか朝食はホテルの隣の喫茶店でモーニングセットっぽい朝食を食べることになっている。

では長所である。
(a) アルファワングループのホテルにクレジットカードを使わず、現金で泊まった時、領収書の角にクーポン券が印刷されている。そのクーポン券をハサミで切って、パスポートみたいなアルファワンのホテル案内にのりで貼って、20枚たまると、次に泊まるアルファワングループのホテル代が返金される。必ずしも20枚は必要でなく、
5:ホテル代の20
10:ホテル代の45
15:ホテル代の70
が返金される。
なお、2020年現在はクーポン券制度は廃止され、ポイント制になっているらしい。
今は新幹線にハサミを持ち込んではいけないのでクーポン券はどこも使っていないのだろう。
(b) 製氷機がある
ホテルの各階のエレベーターの近くに製氷機が置いてあり、各部屋には製氷機の氷を入れる氷入れがあり、氷を入れるとうまいジュースの自動販売機が製氷機のそばにある。冷えた飲み物が飲めるわけである。
(c) ラジオがある
ベッドにラジオがついている。アルファワンのホテルはテレビが無料で見られるのでそれほどありがたみはないのかもしれないが、たまにはラジオを聴くのもいいかもしれない。

鉄道駅に近いホテルも遠いホテルもあるが、ベッドはほぼ統一されていて、風呂も狭くなく、悪くないホテルと言えよう。

なお、このホテルチェーンは時刻表には掲載されていない。自分がこのホテルを知ったのは、「旅と鉄道」の最長片道切符の旅でアルファワンというホテルに泊まっていたなと思い、浜松の漫画喫茶で夜明かしした時にためしにアルファワンで検索したら、ちょうど持っているきっぷの途中駅(敦賀)に支店があり、予約して泊まったら(a)にあるホテル案内を渡されたのがきっかけである。ホテル数を増やすつもりはなさそうだが、つぶれずに続いてほしいホテルチェーンである。

2020年6月25日木曜日

2003年12月6日

【出発地・下関・・目的地・新山口】
目が覚めた。ここは下関ステーションホテルである。
このホテルのチェックアウトの時刻は10:00だが、ぼくがこれから乗ろうとしている益田行き特急いそかぜの下関発車時刻は多少早い。だから起きるとロビーに向かい、おもにトーストの無料朝食を食べる。そしてチェックアウトし、下関駅に向かう。
荷物から、これから使う津和野・秋芳・萩ゾーン周遊きっぷのゾーン券を取り出す。
やっぱり特別なきっぷというのはいいものだ。しかも特急券を買わずに特急に乗れるという特典付きだからなおさらだ。

ゾーン券で改札を通ると駅弁売り場を探す。6年前に下関の駅弁、ふくめしを食べたことがあり、また食べたいと思ったのだ。無事売り場が見つかり、ふくめしを買った。11時ごろに食べて昼食にすることにしよう。
そして特急いそかぜの案内を探し、時刻表を見て自由席の位置に並ぶ。時間が来て、遅れることもなく特急いそかぜはやってきた。乗ると空席はあり、日本海が見える左側の窓ぎわにすわった。そして発車。

いそかぜは幡生(はたぶ)を通って左に分岐し、山陰本線に入っていった。車掌にゾーン券を見せる。そしてしばらくするといそかぜから海が見えてきた。山陰本線の出雲市から西の区間ではけっこう海が見える区間が多い。しかしほとんどの特急は益田から内陸経由で新山口に向かってしまい、長門市や東萩を通るのは特急いそかぜだけだ。しかも11往復しかない。そんな大事な特急なのだ。
いそかぜはほとんどの駅に停車せず、すいすい進んでいく。長門市より手前でもかなり海が見えた。長門市近辺はあさって来て降りる予定だ。いそかぜは長門市を発車し、さらに進む。そろそろふくめしを食べよう。

ふくめしは6年前に食べたのと同じ、ふぐの駅弁である。どういうふぐがうまいふぐなのかわからないが、売られ続けているのだから売れているのだろう。6年前と同じくきょうもふくめしを食べる。ごちそうさま。

いそかぜは東萩を過ぎる。4月にもここには来たが、小郡(おごおり。新山口の4月当時の駅名)からバスで来た。いろいろ観光した。今回も東萩には来るが、宿泊だけにして、4月に素通りした萩サファリパークに行くことにする。これは129日がいいだろう。
いそかぜは遅れることもなく進み、無事終点の益田に到着した。いそかぜを降りる。
予定は決まっていないが、予定通り行程が進めば1210日にもいそかぜに乗る予定である。
いそかぜを降りた客のほとんどは、すでに停車している特急スーパーまつかぜに乗り換えるようだ。特急おきのうち山口線区間を短縮した特急である。スーパーまつかぜは発車していく。

これから自分が乗る新山口行きの特急おきはそんなに待たずに来るので、改札を通らず、おきの停車するホームに行って待つ。やってきたので乗る。無事自由席にすわれた。そして発車。
おきには6年前にも乗っているし、内陸を通るのでしばらくまどろむことにした。遅れずにおきが走るようなので、予定通り途中の漫画喫茶に寄っていくことにしよう。小倉で調べたところでは、大歳(おおとし)という駅から歩いて30分で漫画喫茶に行けるようだ。終点の新山口まで行かず、手前の湯田温泉で降りて、各駅停車に乗り換えて行くことにしよう。
おきは津和野を通る。6月に降りた駅だ。数時間観光した。リフトに乗って津和野城跡に行ったり、森鷗外記念館に行ったりした。今回は先を急ぐ。
森を抜けて山口駅を過ぎ、目的地の湯田温泉に着いた。ここで降りる。

各駅停車を待っていると駅員がやってきて、「どこまで行くの?」と質問してきた。
しかしうっかり「大歳」という駅名を忘れてしまった。時刻表を取り出して山口線のページを見て、ようやく駅員に大歳と答えた。そのうち各駅停車の新山口行きがやってきたので乗る。ほんの数駅なのですわらずに行こう。
湯田温泉もそれほど大きな駅ではなかったが、そこから数駅進んだ大歳駅は無人駅で、山口市内とは思えない駅だった。本当にこの駅の近くに漫画喫茶があるのかわからないが、見つからなければ散歩だと思って戻ろう、そう考え、駅を出て歩き出す。

たちまち人家もなくなり、植物しか見えない道になる。山口線は谷間を走るので、それほど起伏がないのはいいが、ずっと人家がない、そんな景色が続く。でもようやく国道っぽい道路に出る。そしてドライブインっぽい建物にやってきた。入ってみよう。
そこは大歳駅から歩いて30分なのに、食堂とかもある場所だった。そしてその一角が漫画喫茶だった。過去に別の都市で行った漫画喫茶と同じチェーンなのでそこで作った会員証がちゃんと使えた。3時間パックを申し込もう。
あとは最近始めたネットゲームをやってみる。なんと初めて1位になれた。そこでもうすぐ数少ない大歳に停車する山口線のディーゼル車の発車時刻が近づいたので、漫画喫茶を出ることにした。悪くない場所なので、次に来る時は夜明かししようと思った(夜明かしする機会はわりと早くやってきた。1230日だった)

来た道を歩く歩く。だいぶ暗くなってきたが、なんとか発車時刻までに大歳駅にたどり着き、新山口行きの各駅停車に乗る。乗って数分、ディーゼル車は無事終点新山口駅に到着。ディーゼル車を降りて、ゾーン券を見せて改札を通る。

きょう泊まるのは6月にも泊まったアルファワン小郡だ。6月の時点では新山口駅はまだ小郡駅だったが、駅名が変わってもホテル名は変わっていない。まずはチェックインし、部屋に荷物を置いてセブンイレブンで弁当を買う。しかしレジに持っていったら、
「すみません、賞味期限が切れています。同じ弁当はありません。」と言われて仕方なく別の弁当を選んだ。手間がかかって大変だったがなんとか部屋に戻って弁当を食べる。
さあ、また洗濯だ。服に湯をかけてせっけんをなすりつけて足で踏んですすぐ。ハンガーにかけてかわかしておく。これであさってまでにはかわくだろう。
そして風呂に入って眠る。漫画喫茶まで往復1時間歩いているのでけっこうぐっすり眠れた。

(2021年1月25日修正:2003年12月の時点で米子〜益田を走っていたのは特急くにびきではなく特急スーパーまつかぜでした。くにびきをスーパーまつかぜに修正いたしました。)

2020年6月16日火曜日

2003年12月5日

【出発地・佐賀・・目的地・下関】
目が覚めた。ここは東横イン佐賀駅前である。
きょうも目的地が下関と移動距離が短いため、無料朝食のおにぎりとコーヒーを食べて飲んだら10:00ぎりぎりにチェックアウトして佐賀駅に向かう。きのう佐賀駅まで使った周遊きっぷの「諫早下関」のゆき券で改札を通り、ホームに行く。きのうと同じく鳥栖行きの電車に乗る。10時過ぎだと混雑はたいしたことはない。すいすい進んで終点鳥栖に着いた。

あとは小倉まで快速に乗れば下関まで行けるだろう。門司港方面の電車がやってきた。九州の電車はきょうもピッカピカだ。鳥栖を出たら快適に電車は走る。博多で客が入れ替わるがやはりそれほど混雑することもなく、時間が過ぎる。
そして電車は小倉に着いた。ここで降りる。まだ午後1時にもなっておらず、まっすぐ下関に行ってもホテルのチェックイン時刻になっていない。だからここでまた漫画喫茶に行くことにしよう。

小倉は駅前に漫画喫茶があったが、山口県はどこに漫画喫茶があるのだろう。
ぼくは小倉の漫画喫茶に入ると、山口県の漫画喫茶がどこにあるか調べることにした。今まで全国チェーンの漫画喫茶に行っているので、同じチェーンの漫画喫茶があれば同じ会員証で入れて都合がいい。
まず一つはかなり駅から離れたところだ。山口線の大歳(おおとし)という駅から30分くらい歩いた国道沿いのようだ。
もう一つは幡生(はたぶ)という、山陽本線と山陰本線が交わる駅から20分くらい歩いたところのようだ。これだけ調べるとあとはネット掲示板などを見て約3時間を過ごした。もう下関に行こう。

下関に行く電車に乗り、発車。電車は関門トンネルをくぐり、本州に戻ってきた。地上に上がって目的地の下関に着いた。ここで降り、改札でゆき券を渡して出る。
きょう泊まるのは下関ステーションホテルだ。下関は5年前にも泊まったがその時は別のホテルだった。下関ステーションホテルにしたのは「旅の窓口」に登録されていたからである。きょうのほか5日後の1210日にも泊まる予定である。
駅から多少歩いたがそれほど距離があるわけではない。無事チェックインすると荷物を部屋に置いてホテルを出てコンビニに行き、弁当を買って戻ってきた。そして弁当を食べて風呂に入って眠ることにした。

さあ、いよいよあしたは念願の益田行き特急いそかぜに乗れるぞと思いながら眠りについた。おやすみなさい。

2020年6月10日水曜日

2003年12月4日

【出発地・諫早・・目的地・佐賀】
目が覚めた。ここは長崎県にある諫早ステーションホテルである。
ここは無料の朝食がついてくる。トーストを主体とした朝食である。食べたらチェックアウトして諫早駅に向かう。
まず最初に乗る列車は島原鉄道にする。今日の最終目的地は佐賀なのだが、諫早から佐賀までまっすぐ結ぶ長崎本線のみのルートは普通列車の本数が少なく、朝早い電車の次は昼過ぎで、数時間は特急しか走っていないのだ。だからまずは島原鉄道に乗ることにしたわけである。

ディーゼル車に乗る。5年ぶりの島原鉄道だ。諫早の次の駅で高校生っぽい客がどっと降りた。こういう路線はけっこうある。米坂線の南米沢とかだ。そのうち海が見えてくる。
有明海の景色をしばらく見た後で、無事ディーゼル車は目的地、島原に到着した。ディーゼル車を降りる。5年前は島原外港と加津佐しか降りていないから初めて降りる駅だ。
ここで降りたわけだが、なんでも島原から歩いたところに城があったという話だからだ。
でも去年行った赤穂とか、ずいぶん前に行った仙台とかと同じで城跡しかないだろう。それらしい場所に来た。予想通り、お堀しかない場所であった。まあこんなものだろう。昔をしのぶ場所として散歩しておく。

諫早に戻ろう。島原駅に行き、諫早行きに乗る。相変わらず客は少ない。有明海はいい海だ。海が見えなくなり、諫早駅に戻ってきた。午前11時である。
7月に諫早で3泊したことがあるのだが、その時に駅の近くでずいぶんと安いファミレスを見つけた。ジョイフルという店だ。諫早駅を出て地下道をくぐると行ける。お昼になると混雑するだろうから早めに行こう。
ランチセットとドリンクバーを注文する。安い店なのでそれなりに客はいるが、12時には時間があるためそれほどでもない。食事はそれほど待たずに出てくる。ドリンクバーの飲み物と一緒に食べる。チェーン店らしいので見つけたらまた来よう。

地下道を通り、駅前の西友で飲み物を買っておく。目的地の佐賀にも西友があることはわかっているのでそんなにたくさんは買わないことにする。そして、周遊きっぷの「諫早下関」のゆき券を見せて改札を通る。
普通列車は数時間ぶりなので電車は客がけっこういる。電車に乗って発車。島原鉄道と同じく、長崎本線も有明海が見える。

なにしろ普通列車より特急の方が数が多い区間である。特急と何回もすれ違う。
だいぶ時間がかかったが、なんとか肥前山口までやってきた。あとは佐賀までそれほど時間はかからず、何回か降りたことのある佐賀駅に到着した。電車を降り、ゆき券を見せて改札を通る。今日の電車はここまでだ。

まだホテルのチェックインの時刻になっていないので、駅前の西友に入って夕食の弁当を買っておく。そして16:00になったので西友を出て、今日の宿である東横イン佐賀駅前に向かう。無事チェックインし、部屋に入る。
今日も夕食を食べて休み、風呂に入った。

さて、今日はたいした移動ではないため、ちょっと夜更かしでもしよう。部屋を出てエレベーターでフロント前に行き、パソコンの前に行く。
そこでとあるオンラインゲームをする。あまり上出来とは言えないものだった。まあいいか。
部屋に戻って眠る。あしたは下関に行こう。

2020年6月9日火曜日

2003年11月25日・その2

これから行くのは新岐阜だ。いちおう意味はあるのだが、あとで説明する。
犬山経由だと時間がかかるので、新一宮経由を確認して各駅停車でなさそうな電車に乗る。平日昼間なのでたいして混雑はしていない。電車は発車し、地上に出ていく。
考えてみれば、新名古屋から新岐阜まで新一宮経由で直行で行くのは初めてではないだろうか?まあそんな初めての経験をする。
すでに名古屋から岐阜までの運賃はJRの方が安く、すっかり客の少ない路線に名鉄のこの区間はなり下がってしまっている。
がらがらの電車は川を渡って岐阜県に入り、無事終点新岐阜に到着した。電車を降り、フリーきっぷを見せて有人改札を通る。

さあ、駅を出て旅行会社を探そう。JRの岐阜の方に歩くとなんとか見つかった。ここでいいだろう。
わざわざ岐阜まで来た理由であるが、なんと、

・あらかじめ払い戻しをすることを前提に、将来来る場所できっぷを買っておく

というのが理由である。もうしばらくしたらくわしく説明する。
旅行会社に入り、きっぷを注文する。注文するきっぷは周遊きっぷで、このようなものだ。

ゆき券 124 諫早(長崎本線)鳥栖(鹿児島本線)門司(山陽本線)下関
ゾーン券 126 津和野・秋芳・萩ゾーン
かえり券 1210 ゆき券と逆コース

津和野・秋芳・萩ゾーンを選んだ理由は、山陰本線の下関から益田まで走っている特急いそかぜの自由席に特急券を買わずに乗りたいというものである。半月前に和歌山・高野山ゾーンを買った理由が特急はるかに乗りたいというものであったのと同じような理由である。
さらに、津和野・秋芳・萩ゾーンのおまけとして、新山口から新下関までの山陽新幹線自由席に特急券を買わずに乗れるということもある。何回かこだまに乗ることにしよう。
申し込んだらいすにすわって待つ。なんとか注文通りのきっぷが渡された。これでよし。

なお出発地が諫早になっているのはどういうわけかというと、12月の初めに五島列島にでも行こうと思っているのである。そこから津和野(中略)ゾーンを使おうとすると、諫早がちょうど下関から200キロ以上になって都合がいいのである。
ただしこの前と違ってまた出発駅(諫早)に戻ろうとは思っていない。なぜなら1210日はもう青春18きっぷが使えるからだ。どう進むかはまだ書かないが、1211日に岐阜に来る予定である。
ここで裏技がある。かえり券を払い戻すのだ。その時に買った場所で払い戻せばめんどうでない。そんなわけで岐阜で周遊きっぷを買っておくのである。

とにかく無事買えたので、今日の宿に向かう。今日泊まるのはスーパーホテル四日市だ。
三重県は二回宿泊している。津と松阪だ。でもどちらも宿は駅から遠かった。四日市ならどうなのかためしてみたいということもあってここに決めたわけである。
また新岐阜に戻り、有人改札を通って新一宮経由の電車に乗る。各駅停車でなければ新名古屋に行くだろう。電車はすいすい進んで地下にもぐって新名古屋に着いた。また改札を通って近鉄名古屋に行く。あとは特急料金のいらない、各駅停車でない電車に乗れば近鉄四日市に行くだろう。
電車は地上に上がり、アーバンライナーが通った線路を戻っていき、三重県に戻ってきた。そして高い建物が増えていき、目的地の近鉄四日市に到着である。電車を降りてきっぷを見せて有人改札を通る。

ホテルは駅を出て道路を渡ったコンビニのとなりにあった。もう15:00を過ぎているのでチェックインできる。他のスーパーホテルと同じく、四日市でも自動チェックイン機にお金を入れて暗証番号のレシートを受け取る。いったん部屋に荷物を置いて、となりのコンビニで夕食を買う。そしてきのう入らなかった風呂に入り、2日分のあかを落とす。
その後はまた洗濯だ。服にせっけんをなすりつけて湯をかけて足で踏む。絞ってかわかしておく。
四日市では二泊する。また一週間以内に同じ宿に二泊する予定だ。最近は洗濯のことを考えて連泊することが増えている。

そして夕食を食べてグターッと休む。なにしろあしたは8:30までに朝食を食べる必要があるのだ。それにしてもここの宿は駅に近くていい。またあとで泊まりたいなと思いながら眠った。

2020年6月8日月曜日

2003年11月25日・その1

【きっぷ購入】

腕時計を見た。夜12:00になった。1125日になったわけである。
今いるのは徳島港である。徳島駅からバスに乗った先にある。
なぜこんな時刻に徳島港にいるのかというと、和歌山港行きの南海フェリーに乗るのが目的である。

なにしろ南海フェリーは深夜にもフェリーを運航しており、宿代わりになるのだ。
そして、これから使おうとしているきっぷはあらかじめ名鉄の窓口で買っておいた「ワイド・33SUNフリーきっぷ」である。名鉄と徳島とどう関係があるのかという話だが、このきっぷは名鉄・近鉄・南海に加えて南海フェリーにも乗れるのだ。しかしこのきっぷで乗れる、夜中にも乗れる交通機関は南海フェリーだけ、そんな理由で深夜に徳島からフェリーに乗るわけである。

あらかじめきっぷの「11月」と「25 26 27」の所にマルをつけておく。これであさってまできっぷが使える。あさって夕方にはまた徳島に戻ってくる予定である。その間電車に乗ってすごそう。
南海フェリーの係員がやってきた。もう4回目になるので、先月と同じくマルをつけたワイド・33SUNフリーきっぷを迷うことなく見せる。これで無事乗っていいことになった。
フェリーに進む。相変わらず夜行フェリーは全然客がいない。四国と本州を結び、宿代わりになるフェリーとしては高松と神戸を結ぶジャンボフェリーの方が人気のようだ。
なにしろ正規の料金は南海フェリーとそれほど変わらないのに乗船時間は倍の4時間なのだ。しかも徳島と高松、和歌山と神戸といった差がある。

船室に入る。客は10人もいないようだ。そのまま出航である。
フェリーは暗い海を進んでいく。やっぱり3回も乗ったフェリーに4回目に乗るというのは緊張しなくていい。行き着く先のわかっている交通機関というのはいいものだなと思い、のんびりといすにすわって2時間過ごした。そして和歌山港に到着。フェリーを下船する。
あとは通路を進む。まだ午前2時なので、待合室っぽい通路のソファーで眠るのである。
ほかの客は早々に引き上げるらしく、自分一人になる。そのまま2時間が過ぎた。11月で日が短いので夜明けはまだだが、そろそろ南海の電車が走り始める。

通路を進んで和歌山港駅に入り、ホームに行く。
がらがらのなんば行きの電車はきょうもあった。9月にも乗ったので気負うこともなく乗る。
電車は発車し、今月初めに来た和歌山市を通って大阪府に入っていき、夜が明けていく。電車は高架を進む。
そして新今宮を通り、もう何度目になるか忘れたが、かなり混雑した電車は無事終点のなんば駅に到着した。電車を降りて前方に進む。以前と同じく有人改札にワイド・33SUNフリーきっぷを見せて通り、階段をおりて道路に出る。

これから乗るのは近鉄だ。地下におりて進んでいこう。そして特急券の窓口に行き、ワイド・33SUNフリーきっぷを見せて近鉄名古屋までのアーバンライナーの特急券を買い、また有人改札に特急券とフリーきっぷを見せて通り、ホームに行って電車を見つけて入り、指定された場所にすわると発車。
電車は地上に上がって鶴橋を出るとスピードを上げて進んでいく。眠くなったので眠る。やっぱり終点まで乗ってもいい電車に乗る時は眠りたい。
起きると山の中だ。まだまだ名古屋までは時間があるようだ。そのうち伊勢中川の短絡線を通ったようで、津を過ぎて近鉄四日市へと進み、三重と愛知の県境へと進んでいく。
橋を渡れば名古屋は近く、そのうち電車は地下におりて、無事近鉄名古屋に到着した。
さあ、このきっぷは名鉄にも乗れる。名古屋は近鉄と名鉄が近いので、案内を探して進み、きっぷを有人改札に見せて名鉄ホームにやってきた(いったんここで区切ります)。

2020年5月19日火曜日

東横イン

全国にホテルがあるホテルチェーンである。他のホテルより便利な点が多少はあるが、不便な点もあることはある。とりあえず不便な点から書くことにする(2003年・2004年現在)

(1) 連泊の場合も12:0016:00は部屋を空けなければならない。
東横インのチェックアウト時刻は10:00であるが、連泊する時はフロントに電話すると12:00まで部屋にいることができる。すなわち、「部屋の掃除を12:00からにしていただけませんか?」と言えば良い。そんな時でも必ず部屋は空けなければならない。
(2) 北海道は夏期に宿泊料が上がる。
北海道にも東横インはあるが、2003年・2004年の時点でも、宿泊料は夏期と冬期で分かれており、夏期の方が高かった。
このため、夏期は東横イン以外のホテルに泊まるのが常であった。

では便利な点をあげる。
(a) 無料の朝食がついてくる。
無料の朝食があることはあるが、ほとんどのホテルでは「おにぎりとコーヒー」である。朝7:00から、9:009:30ごろまで食べられた。一部のホテルでは夕食がついてくる場所もあった。
(b) 新装開店のホテルは一泊3950円で宿泊できる。
東横インは毎年新しいホテルをオープンさせているが、Web予約に限り、一泊3950円というかなり安い宿泊料で二泊まで宿泊できる。2020年も続いているようだ。
あくまでもWeb予約限定なのだが、なんとホテル備え付けのパソコンでその場で予約してもOKらしい。
(c) クレジットカードを作ると十泊すれば一泊無料で宿泊できる。
東横インのクレジットカードがあったらしい。それなりに年会費がかかるらしいが、それを持っていると十泊すれば一泊無料になるらしい。
残念ながら自分が旅していた時は自宅に帰れなかったため、クレジットカードは申し込めなかった。他にも特典があったらしいが使えなかったのが残念である。

ごくまれに、他ホテルを買収して居抜きで開業している東横インもあり、そのようなホテルは部屋のつくりが異なることもあるが、たいていは同じようなつくりである。風呂もそれなりに大きいので安心して泊まれる。
たまに窓のない部屋とか、窓の外が壁のホテルとかもあるが、そんなホテルもベッドや風呂は共通の規格であり、安心して泊まれる、そんな場所である。ホテルリストを入手して、目的地にあったら宿泊を考えてもいいホテルと言えよう。

2020年5月15日金曜日

2003年11月8日

【出発地・岡山・・目的地・栗林公園北口】

目が覚めた。ここは岡山駅から多少歩いたところにある駅前ユニバーサルホテルである。
きょうの最終目的地は周遊きっぷのかえり券の終点、栗林公園北口(りつりんこうえんきたぐち)駅である。きょう泊まるホテルもJRならもより駅は栗林公園北口駅となる。そんなわけでたいした距離もないのだが、このホテルには無料の朝食がついてくるので、7時になったら食堂に行って朝食を食べる。きょうもうまい。
そして部屋に戻り、高松行きマリンライナーの発車時刻に合わせてチェックアウトし、岡山駅に向かう。

かえり券を改札に見せて通り、快速マリンライナーの出るホームに行く。いつものように空席はない。乗って出発だ。マリンライナーは茶屋町、児島と進み、瀬戸大橋に来た。もうすっかり当たり前の景色になった瀬戸大橋である。マリンライナーは橋をすいすい進み、四国が見えてくる。そして左に曲がる。予讃線と合流し、マリンライナーは坂出に着いた。きょうはここで降りる。

もちろん、きょう泊まるホテルのチェックイン時刻になっていないというのも途中下車の理由の一つだが、理由はもう一つある。それは去年ここで降りた時に、ここから与島というところまでバスが出ているという案内を見たからである。
与島は、瀬戸大橋が渡っていく島の一つであるが、JRには駅がなく、車なら瀬戸大橋を経由すれば船に乗らなくても行ける場所だとのことだ。
ただし去年は坂出に着く時刻が遅く、与島行き最終バスがもう終わってしまっていたのである。
タクシーで往復するという手段もあるが、もったいないのでやめている。そんなわけで早い時刻に坂出で降りたわけである。

与島行きのバス乗り場は去年と同じように見つかった。それほど待たずに乗れそうだ。
バスに乗って発車。バスはたった今までマリンライナーで通っていた瀬戸大橋へと向かっていく。
何年か前にバスで瀬戸大橋を渡ったことはあるにはあるが、夜行バスだったので気がついた時にはもう渡り終えていた。けれどもきょうはこうやって昼間のバスで通ることができる。もう一度見る瀬戸大橋である。バスはしばらく進んだ後、与島の出口に来て、本道をはずれて島の中に入っていった。そして与島の終点に到着である。

そこはいかにもみやげもの屋っぽい、道の駅っぽい場所であった。たいしたものは置いてなさそうである。島だもんなあ。結局、できるめぼしいことは、遊覧船で港から与島を一周することくらいであった。まあ与島に来た記念に一周していくか。
遊覧船に乗る。客はさすがに多くない。出航し、瀬戸大橋の下をまわっていく。
こんな旅の空の下の生活になって半年以上になり、船にも飽きるほど乗ってはいるが、こうやって瀬戸大橋を頭上に見ながらの遊覧船は気分がいいなあ。
そんなふうにして港に戻ってきた。さあ、もうすることもないし、坂出駅に戻るか。
坂出駅行きのバスは都合良くあった。乗るとバスは瀬戸大橋へとのぼっていき、すぐに四国に戻っていく。戻れば坂出駅まではすぐである。バスを降りる。

坂出駅前にはスーパーがあるが、確か高松駅前にもスーパーがあった。どちらかと言うと高松の方のスーパーの方が品物が安いので、すぐに高松に行こうと思った。それほど待たずに高松行きが来た。乗ればすぐに高松到着だ。また途中下車し、スーパーに行ってお菓子と飲み物を買っていく。
高徳線は本数が少ないのでしばらく待って、高松からディーゼル車に乗る。ディーゼル車は西東とカーブして進み、かえり券の終点の栗林公園北口に着いた。ディーゼル車を降りる。これで今回の周遊きっぷ利用は終わりとなる。

きょう泊まるホテルは東横イン高松(2020年現在、東横イン高松中新町という名前になっている)である。栗林公園北口から北に進み、大通りに出るとある。東に進むと琴電の瓦町(かわらまち)があるところである。あさって瓦町から電車に乗る予定なのでそれまで二泊しよう。
ここのチェックイン時刻は16:00であるが、すでに16:00はまわっている。チェックインして何度も泊まった東横インに入る。東横イン高松には窓のない部屋があり、とても安く泊まることができて便利なのである。部屋でしばらく休む。

ここのホテルではなんと、夕食もついている。カレーだ。18:00になったので食堂に行き、カレーを食べる。きょうもうまいなあ。食べ終わると、また洗濯である。下着や上着に湯をかけて、せっけんをなすりつけて足で踏む。適当なところでよくすすいで干しておく。あさってまでにかわけばいい。そして風呂。

仕事の合間に旅をしていたころは、周遊きっぷは最大でも4日しか使えず、たいてい2日止まりだった。でも今回の和歌山・高野山ゾーンはまるまる5日間、ゆき券かえり券も含めると7日間も周遊きっぷで過ごせた。次の周遊きっぷの計画はもう立ててある。無事注文できるといいなと思いながら、眠ることにした。おやすみなさい。

【和歌山・高野山ゾーン・・完】

2020年5月13日水曜日

2003年11月7日

【出発地・和歌山・・目的地・岡山】

目が覚めた。ここは和歌山市内にはあるものの、和歌山市駅や和歌山駅からバスに乗って行ったところにある、それほど宿代の高くない宿である。何年か前に廃止された南海の水軒という駅にも近そうな場所のようである。

きょうは特に寄るところもないので岡山までまっすぐ行けば良く、岡山のホテルのチェックイン時刻は16:00なのでゆっくり起き、カロリーメイトの朝食を食べてチェックアウトし、バス停に行く。

どうせ数日後に小樽までフェリーに乗る予定で、フェリーでは朝昼晩カロリーメイトの予定なので、その前に高松の琴電の瓦町(かわらまち)の近くのドラッグストアでカロリーメイトを十個くらい買っていこう。

和歌山市駅行き、和歌山駅行きのどちらのバスでも良かったが、和歌山駅行きの方が先に来たので和歌山駅行きに乗っていく。客は10人もいない。バスは発車し、坂道をおりていく。
緑の多い、おだやかな景色の中をバスは進み、和歌山駅に到着した。バスを降りる。

さあ、和歌山・高野山ゾーンの期限はきょうまでだ。特急に乗っても良かったが、白浜の方から来るのでもしかしたら自由席はいっぱいかもしれない。それより快速の方が和歌山発だから必ず空席はある。そんなわけでこの5日間で乗った特急がはるかだけになり、なんとなくもったいないような気もするが、来月は今月の分まで特急に乗ろうと思い、大阪駅方面の阪和線の快速に乗る。そして発車。

阪和線はまずは県境の緑の多い景色を進む。天王寺が近づいても南海とは違って高架は少なく、地上の住宅の多い景色を進む。天王寺や新今宮では多少高い建物が多くなるが、大阪環状線ではまた建物の少ない場所を進んで、大阪駅が近づいてようやく都会となり、乗換駅の大阪駅に到着した。ここで降りて姫路行き新快速に乗り換えだ。ゾーン券の役目は終わり、かえり券の出番になる。

エスカレーターをおりてのぼって姫路行きのホームに来た。さすがに電車にはすわれない。立って景色をながめる。やっぱり明石海峡大橋のながめはいい。電車は終点姫路に着いた。
姫路ではそば屋に行くことが多いが、接続がいいのですぐに岡山に行く電車に乗り換える。
青春18きっぷの期間ではないが、姫路から岡山までは混雑する区間なので早めに並び、ドアが開いたら電車に乗る。そして発車。何度となく乗った区間をきょうも進んでいく。兵庫県から岡山県に進む。
目的地の岡山駅のすぐそばになってようやく建物が増え、岡山駅に到着。電車を降りる。有人改札にかえり券を見せて途中下車する。

きょう泊まるのは2日にも泊まった駅前ユニバーサルホテルで、チェックインの時刻は16:00だが、まだ16:00になっていない。こんな時はホテルの近くのイトーヨーカドーに行って買い物してからホテルに行こう。イトーヨーカドーで飲み物食べ物を買う。とは言っても駅前ユニバーサルホテルは夕食朝食つきなのでそれほど買うことはない。まあ、朝食はカロリーメイトだったし、多少は買っていこう。
そして店内のいすにすわってしばらく休む。もうそろそろ16:00というところでホテルに向かう。

5日前にも泊まったホテルなので気負うこともなく、18:00まで休む。そして夕食。きょうもうまい食事である。
それが終わると大浴場で入浴である。きょうもゆっくりできた。あしたは高松に向かうので、早々に眠ることにした。おやすみなさい。

2020年5月12日火曜日

2003年11月6日

【出発地・JR難波・・目的地・和歌山市】

目が覚めた。起き上がって腕時計を見る。ナイトパック終了時刻にはなっていない。
ここは大阪環状線の新今宮駅から北に多少歩いたところにある漫画喫茶である。夜が明ければ116日だ。きょうの予定だが、なんでも大阪環状線の弁天町というところには交通博物館があるそうなので行ってみよう。ただしナイトパックは夜明け前には終わってしまう。ナイトパックが終われば電車は動き出すが、交通博物館はまだ営業していないだろう。

ぼくは別の漫画喫茶に行くことにした。と言うのも、今いる漫画喫茶はナイトパックはあるものの、それ以外のX時間パックがないからだ。3時間か4時間のパックだったらなんばの方の漫画喫茶の方がいい。そこで時間を過ごせば交通博物館もオープンするだろう。

夜明かしした漫画喫茶を出て、なんばに向かう。去年も通天閣からアメリカ村に向かったことがあり、似たような道なのでそれほど迷うこともない。なんとか南海のなんば駅まで来て、そこから9月にもやってきた漫画喫茶にやってきた。そこで3時間パックを申し込み、また電子掲示板を見たり飲み物を飲んだりして過ごす。
そろそろ出る時刻だ。朝のラッシュ時間も終わっていて電車もそれほど混雑しなくなったころ、なんばの方の漫画喫茶を出る。

和歌山・高野山ゾーンなので、南海のなんばに行っても良かったが、なんとなく西に歩いて、OCAT(バスターミナル)の近くの地下におりてJR難波に行く。ゾーン券で改札を通って電車に乗り、まずは今宮に向かう。電車が地上に上がったところで今宮に着くので電車を降り、大阪環状線の西九条方面に乗り換えだ。読み通り、電車はたいして混雑していなかった。ねんがらねんじゅう混雑している山手線とは違う。

大阪環状線は、3日前に特急はるかで通ったレールを逆に進んでいく。それほど住宅の多くない景色だ。大正に停まり、目的地の弁天町にやってきた。ここで降りる。さて交通博物館はどこだろう。案内を探そう。なんとか見つけて進む。やってきた。入場券を買って入ろう。

そこはこじんまりとした場所だった。古そうな鉄道車両がいくつか並んでいる。車両の一つの中には入れるようだ。
残念ながら、ぼくは車両の区別はあまりできない。お得に鉄道車両に乗れて、めずらしい場所に行けて、いごこちが良ければそれでいいと思っている。ただ、この場所のふんいきはいい。平日午前中、ほど良く客は少なく、さびれた物が置いてある。

ここ半年の間に、定期観光バスに何度も乗った。その途中で美術館に寄る機会がけっこうあった。ここに展示されている車両も美術品みたいなものだろう。
美術品の価値は良くわからないが、車両ならもしこれが動く車両だったらいごこち良さそうだなと思える分だけ交通博物館の価値はあるのではないか、そう考えた。
さて、朝食兼昼食でも食べていこう。食堂で食事だ。これでひといきついた。もうお昼だろう。交通博物館を出る。

きょうはもう宿に行くことにする。きょうの宿は旅の窓口(2003年にあった宿泊予約サイト)で申し込んだ宿で、和歌山市内にはあるが、和歌山市駅からバスに乗らないと行けない場所にあるらしい宿である。ただしそのバスが、和歌山・高野山ゾーンのゾーン券で乗れるバスらしいのだ。だからまず弁天町から和歌山市まで行こう。

弁天町の改札に戻り、ゾーン券で通る。まずは新今宮まで行こう。たいして混雑してない電車に乗り、また通天閣が見えてきて新今宮で降りる。さて、きょうは南海に乗り換えるのできのうとは違い、うしろに行かなければならない。階段を上がってゾーン券で改札を出る。
すぐそばに南海の改札がある。今度は南海用カードで改札を通る。そして和歌山市方面のホームに行く。910月とお世話になった南海のレールだ。また半月後にも乗る予定だ。きょうも乗ろう。

電車は大阪環状線より混んでいる。そして発車。いつもの高架のレールだ。3日前、おとといと二泊した堺を過ぎる。関西空港行きのレールが分岐していく。
そしてまた和歌山市に着いた。何度も同じ駅に来るのは、なにしろ周遊きっぷのゾーンが狭いのだから仕方ない。南海用カードで改札を通る。結果的にこのカードを使うのはこれが最後になった。

さて、これから乗るのは「雑賀崎」行きのバスだ。すぐに乗り場は見つかった。ただ、めざす宿がバス路線からどれくらい離れているかわからないのだ。まあ、どうせすぐ行ってもチェックイン時刻になってないし、途中で降りて歩いて時間でもつぶそう、そう考えた。
バスに乗って進む。きのうのマリーナシティ行きとそれほど変わらない景色だ。
ぼくは「新和歌浦」というところで降りることにした。海に近いところだ。さあ、歩こう。

旅の窓口にあった宿の地図を思い浮かべながら歩いていく。けっこう登り坂の道だ。道幅は狭いがバスはなんとか通れそうな道だ。もちろんところどころにバス停はあり、道が間違ってないことがわかる。なおも登る。
11月なので日が暮れるのは早いが、まだまだ夕暮れには早く、それでいてチェックイン時刻は過ぎたころ、ようやく旅の窓口で予約した宿に到着した。なんと宿のすぐ近くにバス停があり、そのバスには和歌山・高野山ゾーンで乗れて、なおかつ和歌山市駅にも和歌山駅にも乗り換えなしで行けるところである。

ともかく宿に入り、旅の窓口で予約しましたと言うと無事部屋に案内された。
食事なしで予約したので今日の夕食はカロリーメイトだ。それはともかくながめのいいところだなあ。きのう漫画喫茶泊まりだったから、まずは風呂に入ろう。
風呂に入ってカロリーメイトを食べるともうすることがない。そのまま眠ることにした。あしたはもうゾーン券有効終了日なのでかえり券を使って2日にも泊まった岡山に泊まることになる。おやすみなさい。